1.京都府京田辺市のショッピングモールにトライします

 

 イオン洛南ショッピングセンターには、これからも出店させてもらうつもりですが、もっと売り上げを伸ばせる出店先があるかもしれません。

 私たちの希望は、飲食の店が入っていない京都市内の大規模ホームセンターなのですが、今取り引きしている仲介会社に、この条件を満たす出店先を見つけてもらうことができませんでした。

 仲介会社もいろいろ探してくれた結果、自宅から車で15分くらいの距離にある京都府京田辺市のショッピングモールを提案してきました。


 このショッピングモール(フレスト松井山手店)は、イオンのミニ版のようなもので、マクドやら、ケーキ屋やら、カフェやらが入店しているので、出店環境はイオンとあまり変わらないように思います。

 出店料はイオンより高く、1日5000円かかるので、下手をするとイオンよりも収益が下がるおそれがあります。

 しかし、TUTAYAとか、フィットネスクラブとかを訪れる若い客層が、イオンより多く見込めるかもしれません。また、売り上げが伸びるかどうかは、実際に出店してみなければわからないことです。

 したがって、イオンのときのように、初めから27日間も出店契約してしまうという無謀なことはせず、まず、2日間だけの出店にトライしてみることを決断しました。

 

2.京都府の営業許可基準〜やっぱり新たな買い物が要るのか!

 

 フレスト松井山手店に出店するには、京都府の営業許可を取得しなければなりません。出店日は、9月9日(土)が決まりました。もう一日、10日(日)はフレストの承認待ちです。

 営業許可証の発行には1〜2週間かかるので、9/9までにあまり余裕がありません。

 

 早速、京田辺市を管轄する保健所に問い合わせの電話をかけました。

 その結果、案の定、京都市の営業許可では必要が無かった新たな要件が課されました。

 それは、「車載の冷凍庫と冷蔵庫の庫内温度が、外から見えること」

 京都市では、「車載の冷凍庫と冷蔵庫の庫内温度を計測する温度計を備えていること」でした。この要件を満たすために、−30℃〜50℃の温度を測れる温度計を購入して、庫内に置くことで、基準をパスしました。

 ところが、京都府では、「庫内温度が、外から見えること」ですって!!!

  私「京都市では、庫内に置いた温度計でパスしています。そのままではダメですか?」

  係り「京都府では、そのやり方を認めていません。」

 もうこの振り回され方には笑うしかないです。

 

 庫内温度を測るには、熱電対温度計を買わなければなりません。

 熱電対温度計とは、庫内に温度センサを置き、電線を庫外に延ばして温度表示計に接続した装置で、離れた場所の温度を測ることができます。

 冷凍庫と、冷蔵庫とそれぞれの温度が見えるようにしてくださいと係りの人が言うので、仕方なくネット検索して、すぐ手に入る割安品を2つ購入することにしました。

 

 そのほかの要件は、京都市で満たしている要件が通用したので、この熱電対温度計を買って、京都府に16,000円を支払えば、京都府下のどこででも出店できることになります。

 ただし、日本ではどこの営業許可にも5年という期限があります。5年後には少し割り引きされた更新料を払って更新手続きをしないと、失効してしまいます。なんともお金と手間とがかかるしくみになっていますね。
 

3.9月の出店予定

 

 9月の出店予定は、今のところ、以下のとおりです(夏の平日の出店については、売り上げが伸びないので、現在及び腰なのです)。

 提供メニューは、クレープ&ドリンクに戻します。

 フレスト松井山手店の出店が成功すれば、10月の出店を増やす予定です。さてどういう結果になるか、とても楽しみです。

 

 9/ 9(土)フレスト松井山手店

 9/10(日)フレスト松井山手店(承認待ち)

 

 9/17(日)イオン洛南

 9/18(祝)イオン洛南

 

 9/24(日)ノートルダム女学院文化祭(この出店についてはビッグニュースですが改めてお知らせします)

             2017.7.17撮影

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 <2017.8.25追記>
    昨日8月24日、無事に、京都府の飲食店営業許可審査をパスしました。

  申請先は、9月の新たな出店先である京田辺市を管轄する「山城北保健所」(宇治市)でした。
  追加備品の熱電対温度計2つが、ちゃんと温度表示している状態を係員に確認してもらいました。
  写真のように、冷凍庫は−22.8℃、冷蔵庫は8.1℃に冷えています
  京都市で営業許可を取得して営業中というバックグラウンドがあるせいか、京都市のときよりすんなりとOKをもらえた気がしました。

    これで、京都府内のどこでも出店できる資格をもらえたので、取り敢えずひと安心。出店地をうまく拡げていきたいと思います。


 

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  よろしくお願いします(平田光俊)。

1.営業許可の申請先は100を越える!

 

 この仕事を始めてみて、いろんな大変さがあることを痛感しています。

 その1つは、営業許可の取得です。

        洛南イオンでの最近の出店場所〜終日直射日光が・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 下に掲載した許可申請先地域別リストをご覧いただくとわかるように、営業許可の申請先は、都道府県、政令市、中核市に細かく分けられています。

 その数はなんと100地区を越えています。

 つまり、日本のどこにでも車で移動して、クレープなどを販売できるようにしようとすると、各地区を管轄する100以上の保健所に出向いて、営業許可証を発行してもらう必要があるのです。

 

          許可申請先地域別リスト1

 

 

         許可申請先地域別リスト2

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 1つの保健所で営業許可を取得するのには2万円前後の申請費用がかかります。

 その上、移動販売車で保健所に直接出向いて、車内の設備が基準を満たしているかを保健所員が車内に入って確認をします。

 もし、基準を満たしていないと判断されると、不備な点を改善して、改善後の車内をもう一度見てもらうことになります。さらに、営業許可証が検査日から1週間後くらいに発行されるので、少なくとも京都市の場合には、発行された営業許可証を保健所に取りに行くことも必要でした。

 

 どこかの県でイベントがあって、キッチンカーの出店を募集しているから出店申込みをしたいと思っても、そのイベントを管轄する保健所で、前もって車の設備検査を受け、営業許可証を取得することが必要なので、とても簡単に済む話ではないですね。

 

 各都道府県や主要な都市の保健所が、自分の管轄地域に責任を持つという主旨で、日本が100以上のエリアに分かれて、しかも独自の基準を決めているらしいのですが。

 行政の無駄という見方もできると思いませんか?

 

2.大阪の営業許可の申請先は7箇所もある!

 

 掲載した上のリスト1・2は少し古いようです。

 例えば、大阪は、リスト2では「大阪府、大阪市、堺市、東大阪市、高槻市」の5区分になっていますが、今では、豊中市(2012年に中核市に移行)と枚方市(2014年に中核市に移行)とが更に分かれて、7区分になってしまいました。

 大阪府全域をカバーしたい場合、7つの保健所で別々に営業許可を取得しないといけない仕組みです。

 なんと理不尽なことと思えて仕方がないです!

 

3.営業許可の基準は、地域によってバラバラ

    営業許可基準の地域別概念図

 

 もう一つ困ったこととして、営業許可の基準は、100を越えて分かれている管轄地域ごとにバラバラで統一されていないという問題があります。

 右の図は、地域A,B,Cの基準が少しずつ違っている状態を表しています。中央の共通部分の基準のほかにずれがあるため、そのずれた基準を全て(赤線で囲んだ範囲)を満足するように車内設備を整えなければ、地域A,B,Cの全てに出店することができないのです。

 

 私たちは、まだ京都市の営業許可しか取得していなくて、例えば、給排水の容量は、給水タンク100L、排水タンク100Lを備えていることが京都市の基準です。

 ところが、大阪市の基準は京都市の2倍、つまり給水タンク200L、排水タンク200Lを備えていることが必要です。

 これだけの給排水タンクをまともに用意して備え付けたら、調理スペースが無くなります(笑)。

 じゃあどうするかというと、折り畳んで薄く潰せる20L容量のポリタンクを給排水合計400Lになる数だけ購入して、車内に積んでおくことになります。幸い、薄く潰せるポリタンクの使用が拒絶されることはありません。

 給排水のこと以外にも、大阪市には京都市に無い基準があるので、今はまだ、大阪市の営業許可取得をためらっているところです。

 

 日本のどこでも通用する統一基準を作ってほしいと切望する次第ですが、それを実現するには、自分が官僚に対して影響力を行使できる政治家にでもならない限り、到底叶いそうにない夢物語です。

 

今月上旬に帰省した家内のふる里小豆島の天空

 

 

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  よろしくお願いします(平田光俊)。

 

《初の大学出店》

 

1.なかなか来店してもらえないのが普通なのか普通じゃないのか?

 

     京都学園大学太秦キャンパス
     (大学ホームページより)

 洛南イオンでは、「いらっしゃいませ〜!美味しいクレープにお飲み物はいかがですか〜!!」と呼び込みをしても、目を合わせずに無表情に通り過ぎていくお客様はたくさんおられます。

 中には、掛け声に対して微笑みを浮かべながら、しかしこちらを見ずに通り過ぎていくお客様もおられます。

 呼び込みの掛け声に反応して来店してくださるお客様は、1/30か1/40くらいでしょうか。掛け声があった方がいいのか、掛け声は不要なのか、いまだに迷っています。

 掛け声を記憶にとどめて、後で来店してくださっているお客様もおられると思いたいのですが。

 

  キャンパスmap(大学ホームページより)

 こんな状態なので、その日一番に来店してくださったお客様は、めっちゃ嬉しくてありがたくて、いつも心の中で「奇跡のお客様」と呼んでいます。なんと、日によっては開店から二時間目の「奇跡のお客様」もおられるのです。それまでに、「今日はあかんな〜、大赤字や・・・」と何度思うことか。

 「奇跡のお客様」には、本当になにか特典をあげたいくらいなのですが、当のお客様は、自分がその日の一番客だとは知るよしもありません。
 

2.お客様が続々と〜大学ならでは

    カフェ&バーさうりるの淳子ママ撮影
 マスターと何回も来店してくださって感謝感謝です

 

 大学に出店すると、学生さんがクレープを求めて続々と来店してくれることは、千葉県での研修販売で経験済みでした。

 京都学園大学太秦キャンパスには、約1500名の学生さんが在籍していて、男女比は3:1くらいです。千葉県の大学ほどの来店数にはならないと予測していましたが、こちらが声を掛けなくても、次々に学生さんが来てくれました。

 千葉県の大学の30人くらいの大行列にはならず、5〜6人待ちくらいの、私たちの実力にとって程よい行列が何度もできました。

 

 7/19に1回目の出店、7/24に2回目の出店をさせてもらいました。

   カフェ&バーさうりるの淳子ママ撮影

 

 クレープの移動販売では、生地をどれくらい用意して出店するかが、経験を要する難しいポイントです。

 1回目ときには、11時〜15時までの4時間の営業で50食を見込みましたが、これが少な過ぎた見込み違いでした。生地は14時過ぎに無くなってしまい、追加分の用意を忘れてきてしまったので、15時にならないうちに早々と閉店せざるを得なくなりました。

 2回目のときには、1回目の経験を活かして、75食分を用意し、これがほぼぴたりとはまって、15時過ぎに完売売り切れとなりました。

 

    カフェ&バーさうりるの淳子ママ撮影

 

 16時まで営業しても良かったですし、追加分も用意していたのですが、3連チャンの3日目にもなると、もう体力の限界を感じ、立っていることもしんどく感じ始めたので、打ち止めにしました。

 でも、感じでは、100食もいけそうでした。やっぱり、大学はすごい!
3.次回の出店は未定
 

    カフェ&バーさうりるの淳子ママ撮影
         このアングル、素敵ですね〜♪

 私たちは、このキャンパスに週1でも入らせてほしいのですが、夏休みが明けた後期に、また出店させてもらえるかどうかは、未定です。

 また出店させてくださいとお願いしたことに対して、前向きなお返事をいただいているので、秋の出店をとても楽しみにしています。

 

 

 

 

 

 

 

4.高温からフレッシュクリームを守る新兵器考案

   次々沸き起こる難題もなんのその

 

 さて、この夏、車内温度は40℃近くになりました。こんな高温では、クレープの要であるフレッシュクリームが、時間とともに、つまりお客様が続けば続くほど、ダレてきます。

 夏は、クレープの移動販売に向かない季節であることを痛感しました。

 しかし、7/24はクレープを販売することに決まっていましたので、高温対策を施す必要に迫られました。

 

 そこで、時間が無い中、即席で考案したのが右の写真の箱です。この箱は、通販で冷凍されたフレッシュクリームを購入したときに、フレッシュクリームを収納している発泡スチロール箱です。

     このアイデア、お薦めです!

 これを保冷庫として右開きに開閉できるようにし、箱の上側に、保冷剤を入れる網棚を取り付けました。網棚は、揚げた天ぷらを置くステンレストレイに付属していた物です。

 箱の側面から割り箸を差し込んで、網棚の支えとしました。

 保冷剤の冷気が網棚を通って下側に下りるので、保冷剤を時々交換すれば、箱の中は結構涼しく保たれて、高温対策としてバッチリでした。お客様が続いても、クリームの固さをある程度保つことができ、充分な売り物にすることができました。
 

5.しばらく夏休み♪

  長男のお嫁さんのお母さんから頂いたお花

 

 約2か月の間、家族三人で協力して、誰も体調を崩すことなく、頑張ってこれました。

 ただ、ここ連日の猛暑に、心身が参ってきてはいたので、8月は11日まで休みを取ることにしました。

 今決まっている出店日は、洛南イオンで、8月12日(土)、13日(日)、20日(日)、27日(日)の4日間のみです。メニューはかき氷とドリンクです。クレープは暑さが去るまでお休みです。

 

 大阪市のホームセンターで2日ほど、かき氷で出店することも検討しましたが、大阪市の営業許可基準が京都よりさらに厳しくて、車内設備の増設が必要なことと、ホームセンターから売り上げ報告のためにレジスタの使用を求められたので、取り止めにしました。

 そこまでのエネルギーと資金とを今立て続けに放出することは、やめておきます。今は休息とエネルギーの充電とが必要だからです。

 健康第一で、息長く頑張りたいと思っています。

 

 

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  よろしくお願いします(平田光俊)。

 

 

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